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2011
GPSMap : GPS track viewer for WordPress
GPSデータ地図表示プラグイン “GPSMap” テスト公開中です
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval:
[gpsmap provider=”Google” src=”https://y2tech.net/blog/wp-content/uploads/GPS/MtDaisetsu.gpx” delta=50 ngg_gallery=9 img_attributes=’ rel=”lightbox” ‘ chart=”distance,time” user_time_zone=”Asia/Tokyo” ]
大雪山系 層雲峡温泉→黒岳→北鎮岳→旭岳→旭岳温泉 縦走データ [ Google Maps で表示 ]
はじめに
先の記事で紹介したWordpress用のGPSデータトレースプラグイン “GPSMap” を試験公開します.まだ開発中のナイトリービルド版ですので、まだ正式に公開されたバージョンではありません.まだバグだらけです.
ドキュメント等はまだ何も用意していませんので使い方等の説明はありません.尚、現時点では日本語化のモジュールは入れていません.オプション設定画面はとりあえず最小限の設定部分を作っただけで画面のレイアウトは滅茶苦茶です.そのうち綺麗にレイアウトする予定です.
このプラグインは元々国土地理院の電子国土WEB地図サービスを利用する目的で開発しましたので、主なユーザとしてはGPSツールを駆使する山屋さん達を想定しています.従って一般に広く使われているような街中の地図サービス用途には向きません.そのようなサービスをWordpressで利用したい方は、他の地図サービスプラグインをご利用下さい.
ダウンロード先(Download): https://y2tech.net/wp_plugins/gpsmap/gpsmap.zip
簡単な日本語の説明: https://y2tech.net/wp_plugins/gpsmap/ReadMe_Japanese.html
【Histories : Last Updated 2011 10/02 】
・V0.94a : 日本語化モジュール&ドキュメント追加 Mar 28, 2011
・V0.95a : バグ修正 Apr 04, 2011
・V0.96a : バグ修正 Jun 03, 2011
・V0.97a : Thickbox CSSパラメータの変更 Jun 10, 2011
・V0.98a : イメージギャラリーライブラリの全面的な書き換え Jun 18, 2011
・V0.99b : 電子国土WEBマップ上でマーカのポップアップ表示に対応 Sep 17, 2011
・V1.0 : 軌跡の描画単位をトラック単位に分割 Oct 02, 2011
【現時点での問題点】
・Yahoo Japan Map でマーカーの上にマウスを持って行くと、マウスが逃げるような動きをしてしまい
フロートウインドを出すのが難しい.(現時点では原因不明)
・電子国土WEBシステムにGoogleやYahooのサービスのようなフロートウインドウ上に情報を表示させる
機能がないため、アイコンマーカーを置くことしかできない.
JSGIXML という電子国土WEBシステム独自のXMLベースのデータを利用すれば、フロートウインドウ上に
文字情報だけは表示させることができるが画像リンクの様なHTMLコンテンツは載せることができない.
また、このJSGIXML形式のデータを電子国土WEBシステム側のサーバからアクセス可能な位置に置かなけ
ればならないため、外部公開されているWEBサーバ上でしか利用することができない.
===> V0.99a でJSGIXMLデータによるマーカー等のポップアップ表示に対応させた
・ Internet Explorer 9 の標準モードでは、電子国土地図上に軌跡のラインが描画されません.原因はハッキリ
していませんが、国土地理院の『簡単地図作成サイト』でも線の描画ができませんので、恐らく電子国土側の
ライブラリが Internet Explorer 9 の標準モードに対応できていないものと思われる.
主な機能
・Google Maps, Yahoo Japan Maps, 電子国土の3種類のWEB地図サービスに対応.
Yahoo Japan Mapsを利用するにはApplication ID 登録が必要です.
Google MapsはV3 APIを使用しているので、V2の利用で必要だったAPI KEYは不要です.
・GPXファイル中のトラックポイントおよびウェイポイントデータを地図上にトレースする.
・ジオタグ情報が付加された写真の撮影位置を地図上にマッピングする.
WordPressの標準イメージギャラリーとNextGen Gallery のイメージギャラリーのデータを参照可能
(複数のギャラリーを同時に指定可能)
起動方法 : Usage
Wordpressのショートコードタグとして次の様に記事中に記述する.
[gpsmap <オプション> ]
【主なオプション: Options 】
オプション欄に指定したパラメータによりユーザが設定したデフォルトオプションの値を一時的に変更
(オーバーライド)することができます.デフォルトのオプションは WordPressの管理画面の “GPSMap”
を開いて設定可能です.
・オプション無し => ユーザが設定したデフォルトオプションに従って素の地図が表示される.
地図サービスプロバイダー、地図の中心位置、サイズ等を予め登録して下さい.
・lat, lon, zoom, scale
lat : 地図の中心の緯度(北緯はプラスの値、南緯はマイナスの値 度表記:xxx.xxxxxx )
lon : 地図の中心の経度(東経はプラスの値、西経はマイナスの値 度表記:xxx.xxxxxx )
zoom : 地図のズームレベル(Google, Yahoo JP 1〜18までの数値 大きくなるほど拡大される )
scale : 地図の縮尺(電子国土のみ Cyber Japan )
※電子国土での実際の縮尺は1/4,500, 1/9,000, 1/18,000 程度の大雑把な値しか設定できない.
例) [gpsmap lat=138.12345 lon=39.7654 zoom=15 ]
lat, lon の指定が GPXファイルやイメージギャラリーでの値よりも優先される(=> 3/28 変更)
・map_width, map_height 地図のサイズ指定(ピクセル数またはCSSスタイルでの指定)
map_width=640 “640px” “80%” など
・provider 地図サービスプロバイダの指定
Google Maps => provider=”Google”, “GM”など
Yahoo Japan Maps => provider=”Yahoo”, “YJ” など
電子国土WEB Map => provider=”CJ”, “DK” など
・src GPXファイルなどの入力データの指定(URI形式)
現時点ではGPX形式のファイルのみ対応(KMLも対応予定)
例) src=”https://y2tech.net/trip/wp-content/uploads/GPS/GotenbaTrailMyTracks.gpx”
・wp_gallery, ngg_gallery, ngg_tags
各種イメージギャラリーのデータの情報を付加する.ジオタグ(緯度経度や標高)が付加されている画像
からその撮影位置を取得し、地図上にカメラのマーカーアイコンをオーバーレイ表示させる.
wp_gallery => Wprdpressの標準ギャラリーを読み込む
現時の記事に関連する画像を読み込む場合 => wp_gallery=”” 又は wp_gallery
特定の postID に関連する画像を読み込む場合 => wp_gallery=24 又は wp_gallery=”24,43,76″
NextGen Gallery のギャラリーを読み込む場合 => ngg_gallery=6 又は ngg_gallery=”6,7″
NextGen Gallery のギャラリーからタグキーワードに関連づけられた画像を読み込む場合
=> ngg_tags=”富士山, 丹沢”
・interval データの間引き間隔(整数値)
GPXファイルのトラックデータのポイント数が多すぎる場合、一定間隔毎にデータを間引くための
オプション
interval=1(デフォルト:間引きなし) interval=2 1点おき(0,2,4,..) interval=3 (0,3,6,..)
・delta データの間引き指定(距離 m)
前のポイントと指定した距離以上離れて居る場合にそのポイントを採り入れる.
deltaを指定すると、intervalとの AND条件になる.
・smooth データのスムージング(移動平均)の指定
データのギザギザを抑制する.smooth=0 でスムージング無し
smooth=1の場合、該当するポイントとその前後の2点(計3点)の単純平均を取る
smooth=5の場合は 平均を取る点数は2n+1 で11点となる.
・sigma データの有意範囲の指定(外れ値の除去)
GPSの受信障害などで異常値を持つポイントデータを除外するために、統計的な手法を用いて大きく
外れたデータを取り除く範囲を指定する.有意範囲を標準偏差σの倍数で指定する.
1σ で68.3%、2σで 95.6%の範囲が含まれる.この数値を大きくすると許容範囲が広くなり、
より多くのデータを拾う事になる.通常は sigma=2.0前後を指定する.
smoothの値が小さい(=>標本数が少ない)場合はこのオプションの効果は薄い.
・map_center 地図の初期表示位置の調整方法
map_center=”latlon” => ユーザが指定した lat, lonの値を初期中心位置に設定する.
map_center=”bounds” => GPXファイルまたはイメージギャラリーデータの各ポイントが
含まれる範囲(外接矩形枠)を検出してその中心を地図の初期
中心位置に設定する.
map_center=”start” => スタート地点を地図の初期中心位置に設定する.
map_center=”peak” => 標高の最高地点を地図の初期中心位置に設定する.
...
・ chart チャート(グラフ)の表示設定
chart=”distance” または chart=”time”
両方を指定する場合は chart=”distance,time” 、全く表示しない場合は chart=”” or chart=”none”
”distance” => 横軸が移動距離(km)、縦軸が 高度(m) および移動スピード
”time” => 横軸が経過時間(h)、縦軸が 高度(m) および移動スピード
・ img_attributes 画像表示の属性タグを指定する.
img_attributes=’ class=”thickbox” ‘
img_attributes=’ rel=”lightbox” ‘
サムネイル画像をクリックするとThickboxやLightboxで画像を表示できるようになる.
Thickbox3.1はこのpluginに組み込まれているが、Lightboxはユーザが自分で
組み込む必要がある.
・ user_time_zone 時刻表示をGPS標準のUTC以外で行いたい場合に指定する
user_time_zone=”Asia/Tokyo” でJST表示
フロートウインドウ(Google Maps, Yahoo Japan Maps)の振る舞いについて
地図上のWaypointマーカー、カメラマーカーの上にマウスを持って行く(mouse over)と、
フロートウインドウが現れますが、マウスをマーカーから離すとフロートウインドウは直ぐに
閉じてしまいます.
フロートウインドウを固定表示させたい場合はマーカーアイコンをクリックして下さい.
フロートウインドウを閉じる場合は、ウインドウ右上にあるクローズアイコンをクリックして下さい.