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06
2007
Mac OS X Tips #3 外付けHDからOSをインストールする
外付けハードディスクからOSをインストールする
Leopardが発売されてから2週間近く経ちましたが、結構多くのトラブルが発生しているようですね.Leopardが正式に発売されるまでのデベロッパーシードの状況を見てきた人達にとっては、この結果はある程度予測がついていたのではないでしょうか.もっと時間を掛けて完成させてからリリースするべきですね.少なくとも最終的なリリースバージョン(Golden Master)で最後の動作確認がとれ、OSがリリースされるまでに最終的な手直しができるだけの時間的な余裕がないと困りますね.
(リリース版では”Front Row” のアイコンがいつの間にか赤い椅子に変わっていましたね.それ以前は”Apple Remote”のボタン部分の絵柄のアイコンだったのですが.雑誌の紹介記事では古いアイコンですね)
さて本題の「外付けHDからOSをインストールする」という件ですが、Mac OS X をインストールするマシンが1台だけであれば購入したDVDパッケージから直接インストールすれば良いのですが、DVDからのインストールはDVDドライブ自体の読み込みスピードが遅いのでイライラしますね.OSとデベロッパツール関係をインストールするだけで1時間近く掛かってしまうのではないでしょうか.
そこで今回は、DVDからインストールする代わりに起動可能な外付けのハードディスクにインストールシステムを作製して、インストール時間を節約する方法を紹介します.
用意する物: ・Mac OS X のインストールDVD
・外付けハードディスク (Intel Mac の場合は大容量のUSBメモリでもOKであるが、
最低でも8GBは必要になる)
・DVDが読み込み可能なMac ( なるべく最近の Mac OS X が使えるマシンの方が良い)
Step 1. 外付けハードディスク(USBメモリ)をフォーマットする
既にデータ用に使用しているハードディスクを用いても良いが、下記の条件を満たしていること.
【条件】
Intel Mac の場合: 起動ディスクとして使えるのはGUID形式で初期化されている必要がある.
Firewire(IEEE1394)、USBのどちらのインタフェースでも起動ドライブ
として使用可能
Power Mac の場合: Apple パーティション形式で初期化されていること
必ずしもパーティションを区切る必要はないが、なるべく他の用途でも使えるように、
インストールシステム領域とそれ以外の領域に分けておいた方が良い.
Step 2. DVDのシステムをまるごとハードディスクにコピー(リストア)する
ソース側(コピー元)にDVDを、ターゲット側に外付けドライブの
パーティションを指定する.
Step 3. ハードディスクにDVDの内容がコピーされると起動可能ドライブとして
認識される.
”Startup Disk” で起動ドライブを切り替えるか、再起動時に
”Option” キーを押し続けて、外付けハードディスクのインストール
システムから起動する.
後は通常のOSインストール作業を行えば良い.
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