北岳より鳳凰三山を望む


Date/Time: 2014:09:15 08:27:02
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/1250
FNumber: 5.6
Aperture Value: 5.0
Focal Length: 21.0

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y2blog » 電子国土V4の試験サイト

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2012

電子国土V4の試験サイト

電子国土V4の試験サイトが7月後半から公開されるようです


国土地理院の電子国土V4システムが2013年から運用される予定ですが、7月後半からテスト用のサイトが公開されるようです.


電子国土WebシステムVer4ラボサイト(現在は閉鎖)
このサンプルページのHTML、Javascriptのコードを覗いて見ると、電子国土V4システムがOpenLayersを用いてどのように実装されているのかある程度把握できそうです.


電子国土V4システムのメインのJavascriptコードは、http://portal.cyberjapan.jp/sys/v4/webtis/webtis_v4.js に置かれていますので、中身を覗いてみると良いでしょう.


“webtis_v4.js” だけで 約5,300行もあるのでまだ中身がどのようになっているのか良く分かりませんが、電子国土V3システムと違ってシンプルな実装のようです.背景地図を表示するベースマップを扱うクラスとして、”webtis.Layer.BaseMap” という OpenLayersの “OpenLayers.Layer.XYZ”クラスを継承したクラスが用意されていますが、”webtis_v4.js”を用いなくても、OpenLayersの標準のクラスライブラリを用いて簡単に電子国土の背景地図を表示させることができる筈です.


電子国土V4システムで用いられる背景地図は 256×256ピクセルの正方タイルで、Google Mapsで使われている “Spherical Mercator”方式なので、これまでGoogle Mapsを使っていたシステム上で簡単に電子国土の背景地図を扱えるようになるでしょう.

ちなみに、テストサイトでの個々のタイル画像データのURLは、

http://cyberjapandata.gsi.go.jp/cgi-bin/get-tile.php?did=LABO&zl=9&tid=00004520000201 のようになっています. ( x=452, y=201, z=9 )
【追記】 2012年7月26日に電子国土V4 公式テストサイトが公開された事により、画像配信サーバのURL構成が変更されたようです.上記のURLではアクセスできなくなっています.

http://cyberjapandata.gsi.go.jp/sqras/all/DJBMM/latest/15/00/00/21/92/09/43/00290410012933.png x: “29041” y: “12933” z: 15 この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものである

新しいシステムの座標系は “Spherical Mercator”(”EPSG:3857″) で単位はメートルなので、緯度経度値(EPSG:4326”)を、”EPSG:3857″に変換する必要があります.


地図の中心点の緯度経度(139.3833333, 35.7)を”Spherical Mercator”の単位であるメートルに変換するには、
[sourcecode]
var mapCenterPt = new OpenLayers.LonLat( 139.3833333, 35.7 ).transform( new OpenLayers.Projection("EPSG:4326"), map.getProjectionObject() );
map.setCenter( mapCenterPt, 0 );
[/sourcecode]

のように簡単に変換することができます.

139.3833333 => 4259419.964955

35.7 => 15516081.685865