東京


Date/Time: 2016:08:17 05:42:40
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/25
FNumber: 22.0
Aperture Value: 8.9
Focal Length: 50.0

Close

y2blog » Fusion Driveをターゲットディスクモードで使う

1

29

2013

Fusion Driveをターゲットディスクモードで使う

Fusion Driveをターゲットディスクモードで他のマシンにマウントしてみた


これまで iMac 27inch(Late 2012) 3TB のFusion Drive について色々と探ってきたが、今回このマルチパーティション化した3TB のFusion Driveを他のマシンからターゲットディスクモードでマウントするとどのように見えるのか試してみた.


先ず最初にMac OS X のターゲットディスクモードについて簡単に触れておく.長年のMacユーザであれば今更説明するまでもないだろうが、Macの内蔵ハードディスクドライブを外部のコンピュータから外付けのリムーバブルなハードディスクとしてマウント可能にする技術である.Thunderboltインタフェースが出るまではFirewire(IEE1394)がこのターゲットディスクモードに対応した唯一のインタフェースだったが、Thunderboltインタフェースにも同様な機能が備わっている.


Mac OS X をターゲットディスクモードにするには起動時(電源ON時)に “T” のキーを押したままの状態にすることでターゲットディスクモードに切り替えることができる.


あまり知られていないかもしれないが、Thuderboltインタフェース同士、或いはThuderbolt/Firewire変換アダプタ経由で2台のMacを繋ぐことで、最近のThuderboltインタフェースMacでもターゲットディスクモードが使えるのである.


先日購入したiMac 27inch(Late 2012)とMacBook Air(Mid 2012) をThuderboltケーブルで直接接続し、iMac側をターゲットディスクモードで立ち上げてみた.

Thuderbolt Target Disk Mode on Mountain Lion
iMacのマルチパーティション化したFusion Driveを外部のMacBook Air(OS X 10.8.2)にマウントしてみた

この画像からは分かり難いかもしれないが、OS X 10.8.2からはFusion Drive化した”Home”ボリュームがきちんとFusion Drive(論理パーティション)として見えているのがわかるだろう.マウントする相手がMac OS X 10.8.2以降であればきちんとFusion Driveを扱うことができるようだ.Thunderboltのターゲットディスクモードのドライブをマウント(実際は勝手にオートマウントされる)すると、例の “/usr/libexec/corestoraged” がOSのバックグラウンドデーモンプロセスとして自動的に起動されるようだ.


一方、Mac OS X 10.8.2より前のOSからはFusion Driveがどのように見えているのかについても検証してみた.試したマシンは初代Intel MacBook 13inch ホワイトモデルで、OS X のバージョンは10.6.8(Snow Leopard) である.勿論このマシンにはThunderboltインタフェースなど搭載されている筈もなく、Firewire(400Mbps)のインタフェースが1つ付いているだけである.iMac 27inch(Late 2012)ではFirewireは廃止されてしまったので、Apple純正のThuderbolt/Firewire変換アダプタを介して接続した.


今回実験して初めて判ったのだが、Apple純正のThuderbolt/Firewire変換アダプタは接続元(Thunderbolt側)のマシンをターゲットディスクモードとして使えるのである.つまりApple純正のThuderbolt/Firewire変換アダプタは本体内蔵のFirewireインタフェースと同じようなイメージで使うことができるのである.これに関しては嬉しい誤算だった.

Target Mode
Thuderbolt/Firewire変換アダプタを繋いだ状態でターゲットディスクモードに切り替えるとFirewireのアイコンが現れる
FusionDrive On SnowLeo Machine
Thuderbolt/Firewire変換アダプタ接続で外部のMacBook (OS X 10.6.8)にマウントしてみた

Fusion Drive on previous OS X
Fusion Driveに対応していないOS X 10.6.8では 論理ボリューム”Home” は見えていない


やはりFusion Drive化される以前のOSからは、Fusion Driveをきちんと認識することは出来ず、単にSSDとHDDの2つのドライブと正体不明の物理パーティション(アクセス不能)が2つ見えているだけだった.