つい最近、Zoomのハンディレコーダーが32bit float形式に対応した6chの新しい製品H6 essentialが発売されたが、値段が2chのF3よりも安くなっている.コストカットによる音質の劣化が気になるので、今回は音質重視ということであえてF3を購入することにした.
ネットワークオーディオ用ケースとして流用し易そうなジャンク品のオーディオ機器をヤフオクで探していたら、Pioneerのネットワークオーディオプレイヤー N-50 が眼に留まった.
私のメインのDAC環境は自作機(ESS ES9038Pro、AKM AK4497)を使用しているが、私が購入した唯一の市販品であるDA-300USBの音も結構気に入っている.DENONがチューニングしているので、電源部以外のメイン部分の音質はこのクラスの製品としては上質な物だと思う.
TASCAM Series 102iでは、単一の DC12V ACアダプタ電源から、チャージポンプ方式の電源変換回路を通すことで、デジタル系やアナログ系で必要となる、3.3V/1.8V/1.2V (デジタル系)、+5V/+8V/-8V (アナログ系)の各種電源を作り出している.当然ながら、これらはスイッチング系の電源変換なので、生成される電源は高周波系のスイッチングノイズまみれの汚染されたものとなる.
先日、Sadeの6枚組のLPレコードBOXセットを入手したことをきっかけに、ZoomのハンディーPCMレコーダを(H6)用いて大昔に購入したLPレコードを24bit/96KHz で取り込んで、我が家のディジタルオーディオライブラリに組み入れてた事を紹介した.この自分でデジタイズした音源が思いのほか音が良く、これまでの何百枚ものCD音源の音が貧弱な音に感じるようになったというのが本当のところだ.
今回はテクニカルな話題から逸れて、昨秋入手し損ねた SADEの6枚組バイナルアルバムボックスセット “This Far” が Amazon で再発売されていたので速攻で入手した.
ESS Technologyのチップに関しては、これまで特定の代理店を通じてしか入手することができなかった.NDA締結などの面倒な手続きや代理店との商取引の問題がり、一般のユーザがESSのチップを入手するのは難しかったが、今回Mouser Electronicsを通じて一般に販売されることになり、簡単に入手することが可能となったようだ.
今回は、安物のプリメインアンプにバランス入出力回路を追加して、ついでに簡易BTLアンプ化も試してみた.
大分以前に、2Lレーベルからサンプル配信されているマルチチャネルPCM音源の話をしたが、今回、マルチチャネルオーディオ再生環境整備に着手したので、先ずは、サンプル音源として入手していたお気に入りの
“POLARITY – an acoustic jazz project : Hoff Ensemble” (2L-145-SABD) を正式にダウンロード購入してみた.
音質面での改良の余地はあるものの、とりあえずES9038DACによるマルチチャネル化は一段落したので、今度はAKMのAK4499 DACチップを使ったマルチチャネルシステムの制作に取りかかることにしようと思う.AK4499 DACチップは1年半前のCESで発表されて話題にはなったものの、実際に製品化された機器は少ないようで、いつの間にか話題にものぼらなくなってしまった.