電子国土WEBマップシステムでは背景地図として電子国土基本図(地図情報)、旧1/25000地形図の他に、オルソ画像を選択することができるようになっています.オルソという用語は写真の専門用語なのであまり馴染みがないかもしれませんが、Google MapsやYahoo! Japan Map で言うところの衛星(航空)写真と同じものだと思えば良いでしょう.
このところ iPad用のiPhotoやWikipedia等のWEBサービス上で Open Street Map(OSM) が採用される動きが加速していますが、Yahoo! Japan のWEBマップサービス上でも、Open Street Mapをオプションでベースマップとして使えるようになりました.
GPSMap の機能を拡張し、トラック、ウェイポイント、写真マーカーの表示を個別にON/OFFするコントロールを設けてみました.Google MapsやYahoo Japan Map でも地図の中心位置および標高を表示する機能を追加しました.
昨年末の電子国土V3の正式リリース後に電子国土V3に対応させた “GPSMap V1.2″ をリリースしましたが、国土地理院の『背景地図等データ利用許諾』を受けていませんでしたので、機能が制限された状態での配布でした.今回、国土地理院より正式に背景地図等データ利用許諾を受けましたので、機能制限を解除したバージョンを”GPSMap V1.3” として配布します.
電子国土システムV3の地図表示部分の基本フレームワークとして、OpenLayers 2.10 が使用されていますが、電子国土基本図の背景地図の形式が『地球を真球とみなした擬似円筒図法』という緯度により縦方向の解像度が異なるという特殊な方式のため、標準的な正方メルカトルタイリングを用いたGISシステムとはとても相性が悪いと言わざる負えないでしょう.
OpenLayersは汎用的なJavascriptベースの地図表示フレームワークで、Open Geospatial Consortiumの Web Map Service(WMS) などのプロトコルに対応している.WMS以外にも多くのプロトコルに対応しており、メジャーなところではGoogle Maps の地図を直接読み込んで使用することが可能である.
今回リリースされた”iOS Map SDK”は、AppleがXcodeの開発環境に標準で組み込んである、Google Mapsのフレームワーク”MapView” のYahoo Japanバージョンと言ったところでしょうか.”MapView” のクラスやメソッドについては詳しく調べたことはありませんが、”iOS Map SDK”の方は後発だけあって、かなり機能が豊富なようです.
GPSトラッキングデータをWEBマップ上にトレースするWordpressプラグインモジュール “GPSMap V1.2” を公開しています.但し、国土地理院の電子国土システムの利用規約の関係で、配布するバージョンはオリジナルの電子国土システムにアクセスしなければならないため、ポップアップウインドウ上にサムネイル画像を表示することができません.
12/26日に電子国土V3システムのソースコードが電子国土ポータルを通じて公開されたので、とりあえず現状の “GPSMap” Wordpressプラグインを電子国土V3で動くように修正してみた.
今年の8月上旬にphpThumb.phpの脆弱性を狙った攻撃が爆発的に増えましたが、最近またphpThumb.phpの脆弱性を狙った攻撃が増えてきているようです.