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2013
3TBのFusionDriveでBootCamp
OSX 10.8.3で3TBFusion DriveモデルがBootCampに対応
これまで 新iMac(Late 2012) の3TBモデルではApple純正BootCampツールによるWindowsのインストールができなかったが、OSX10.8.3から正式に3TBモデルでもBootCampツールが3TBモデルに対応したというアナウンスがあった.
と言う訳で早速我が家の3TB Fusion Drive iMac(Late 2012)君を一旦初期化(再インストール)してApple 標準パーティション構成に戻し、新しいBootCampツールを起動してWindows用のパーティションを作成してみた.
今回テストしたマシンは Core i7 3.4GHz, 16GB Mem, 3TB Fusion Drive, GeForce GTX680MX 2GB というメモリサイズ以外は最高スペックのマシンだったが、BootCampでWindows 7をインストールするとやはりそれなりの性能を発揮するようだ.ディスクアクセスがHDDの性能に引っ張られてWindowsスコアを落としてしまっているが、SSDを使えば申し分の無い性能が得られるだろう.

Windows 7 Pro 64bit版でWindows Scoreを計測してみた
新しいBootCamp Assistantで作成したパーティション構成をチェック
新しいBootCamp Assistant(V5.0.2 Build 462)がどのようにしてWindows のインストール並びに起動を可能にしたのかはまだ時間が無くて検証できていないので、とりあえずBootCamp AssistantでWindowsをインストールした後のパーティション構成を示しておくことにする.
ここで紹介するのは 3TBのFusion Driveモデルでのパーティション構成で、Fusion DriveではないHDD 3TBモデルではどのようになるのかは不明.
ここで、disk0 がSSD、disk1が 3TB HDD、disk3はWindowsドライバー用のUSBメモリ、disk4は Windows 7 Pro 64bit のDVDメディアとなっている.
興味深いのは、Windows用の領域である disk1s4の ”BOOTCAMP” 128GB の後に、800GBのCoreStorage領域と 134MBの”Boot OS X” 領域が確保されている点である.現時点ではこれらの領域がどのような役目を担っているのかは不明であるが、今回の3TBFusion DriveでのWindows OSのサポートの鍵となっていそうだ.
“Macintosh HD” 論理ボリュームが3TBのHDD上で2つの物理パーティション(2.2TB,0.8TB)に分かれている意味はハッキリしないが、Windowsのインストーラーが2.2TBの壁を超えられないのではないかと思う.
前回はBootCampを使わずに3TBのHDDにWindowsをインストールする事ができなかったが、今回はパーティションサイズを2.2TB以下に抑えたことと、Windowsのインストーラが認識できるプライマリパーティションにインストールすることで何とか3TB HDDにWindows 7をインストールすることができた.この時の様子は後日別な記事で紹介することにする.
64bitバージョンのWindows 7, 8 しかサポートしていないところを見ると、Windowsの起動がEFIブートで行われているのかと思ったが、これまでと同じレガシーな環境に依存しているところを見ると、従来のWindowsの起動方法と全く変わっていないようだ.
BootCamp Assistant で元のシングルボリュームに戻してみた
BootCamp Assistant でWindows用のパーティションを削除し、元のシングルボリュームに戻してみると、見かけ上は元の”Macintosh HD” と言う名前のシングルボリュームに見えるが、実際はHDD上に2つの物理ボリュームが残されたままだった.