稚内上空より利尻島を望む


Date/Time: 2018:05:28 13:56:40
Camera: RICOH
Model: GR DIGITAL 4
Exporsure Time: 1/1250
FNumber: 8.0
Aperture Value: 6.0
Focal Length: 6.0

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y2blog » 初代 Intel iMacにWindows 7を入れてみた

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2010

初代 Intel iMacにWindows 7を入れてみた

初代 Intel iMac(2006年初冬モデル)に試しにWindows 7 Pro をインストールしてみた


Windows 7 が日本で正式に発売されてから1年が経過しそろそろメジャーなOSになりつつあるので、初代 Intel iMacのハードウェア上でWindows 7 がまともに使えるのかどうか試してみることにした.


Windows 7 をインストールする前に、先ずは既存のWindows XP のパーティションを Winclone 2.2 を使ってバックアップを取っておいた.バックアップツールとしては以前紹介した Winclone 2.2 を使うのが便利なのだが、最近 Winclone のサイト [ http://www.twocanoes.com/winclone/ ] に接続しようとしたらサイトが閉鎖されているのか、アクセスできなくなっていた.ダウンロード自体は幾つかのダウンロードサイトからできるようなので、 Winclone をまだ入手できていない人は早めにダウンロードしておいた方が良いかも知れない.


Winclone 2.2 のダウンロードURL : http://www.macupdate.com/info.php/id/25932/winclone
Windows 7 のインストール手順はXPの場合と大した違いはないが、Windows 7ではGUIベースでできるようになっている.Windows 7 のインストールDVDの中身を見ていたら、efi フォルダがあったので EFI ベースでブートできるのかと期待したが、iMac と Windows 7 Pro (32bit版)の組み合わせではやはり従来のBIOS(エミュレーション)モードでしかブートできないようだ.


Windows 7 の時代になっても相変わらずBIOSなどのレガシーハードウェアの呪縛から解放されないのは何とも困った事だ.次のWindows 8が出る頃にはBIOSは無くなっているかもしれないが、その頃にはWindowsやPCなんて限られた人達が扱う物で、大多数の一般人にとってはどーでも良いような裏方になっているのだろう.ある意味Windows 7 は最後の PC OS かもしれない.



Win7のインストールDVDの構成
Windows 7 Pro (32bit) のインストールDVDの構成
Target Partition
パーティション(疑似MBR)構成が表示されるので予めフォーマットしておいた(新規インストール)

Windows 7 のインストールDVDから起動すると、ハードディスクのパーティション構成が表示されてどのパーティションにインストールするのか選択することになるが、この画面を見てお分かりのようにあくまでも MBR(疑似)パーティションディスクとしてしかみなされておらず、基本パーティション領域の4つしか認識されていない.5つ目以降のパーティション(HFS+ などの 領域)は全て未使用の空き領域として扱われている.


Apple のBootCamp ツールを使ってハードディスクを分割した場合は、先頭から3つ目のパーティションにWindows をインストールことになるが、私の場合は BootCamp ツールを使わずに4番目のパーティションにインストールしている.今回は新規インストールのためパーティションを予めフォーマットしたが、Windows Vista からのアップグレードインストールを行う場合にはフォーマットせずにそのまま Windows 7 をアップグレードインストールする必要がある.


Windows 7 Proをインストールして少しだけ使って見たが、やはり初代 Intel iMac では少し性能が足りないようだ.グラフィックス廻りの重たい処理を行わないように設定すればそれなりの実用速度で動くが、Webブラウジング、メール、Office などが主体の使い方であればWindows 7でも実用上問題無い性能だろう.Windows 7 のパフォーマンス計測ツール(コントロールパネルの『パフォーマンスの情報とツール』)を使って初代 Intel iMacのスコアを出してみたところ次のような数値になった.

プロセッサ   Genuine Intel(R) CPU T2400 @ 1.83GHz   4.3
メモリ(RAM)   2.00GB   4.7
グラフィクス   Radion X1600  3.8
ゲーム用グラフィクス   888MBの利用可能な総グラフィクスメモリ   4.1
プライマリハードディスク   空き 19GB(合計 32GB)   5.8
 

やはりグラフィクス性能がボトルネックのようだ.初代 Intel iMacのプロセッサは Core Duo なので、最近の Core i 5/7 などのプロセッサに較べれば大部性能は低いのだろう.Radion X1600も今となってはかなり時代遅れのGPUなのでWindows 7 にはちょっと辛いだろう.


Windows 7 は Vista よりはましだが、XPよりもやはりリソース喰いであることには違いはない.新しいマシンを購入するまではとりあえず Windows XP の方が良さそうなので、 Winclone で元のWindows XP に戻すことにしよう.



参考までに、同じ初代Intel iMac の上で Parallels Desktop 5.0 上でWindows 7 を動かした場合のパフォーマンスツールのスコアを載せておきます.仮想マシンの設定次第でゲストOSの性能はかなり変動しますが、今回はVMに割り当てるメモリを 1GB、CPUを1個に設定した以外はParallels Desktopのデフォルトのままにしてあります.

Parallels Desktop 5 Score
Parallels Desktop 5.0 上でのWindows 7 のパフォーマンススコア

この数値を見る限り、CPU 80%でグラフィクスが91% 程度ですのでなかなか良い線を行っているのではないでしょうか.各種VMのパラメータを調整すればもう少し良くなるかもしれません.最近のデスクトップ用の仮想環境は性能がかなり向上しているようですので、通常の使用には十分な性能でしょう.