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01
2012
iMac(2006 Early) にWindows 8 CPをインストールしてみた
Windows 8 Consumer Preview版をiMac(2006Early)にインストールしてみた
2/29 に一般向けのWindows 8 Consumer Preview版がリリースされたので、手持ちの iMac(2006Eary Core2 Duo 換装済み)にインストール可能かどうか試してみた.
Windows 8 ではEFIベースのマシンに対応すると言うようなことを聞いていたので、EFIベースのマシンである Mac環境で試してみることにした.EFIベースのマシンに対応するということは GUIDパーティション形式のハードディスクにインストールして起動できるようになることを期待したが、少なくとも手持ちの iMac (2006Eary)では従来と同じ、疑似MBR環境でしかWindows 8 を起動できなかった.
iMac (2006Eary)は旧式の32bitバージョンのEFIなので、32bit版のWindows 8 DVD しかブートさせることができなかったが、64bitEFI対応の比較的新しいMacでは64bit版のWindows8を起動させることができるだろう.手元に64bitEFI対応のMacがないので64bit版のWindows 8 がEFIベースで直接起動できることを確かめてみることができないが、64bit版に関してはWindows 7 でもEFI対応のようなので、Windows 8 でも問題はないだろう.
最近では UEFIに対応したマザーボードも出まわってきているようなので、Windows環境においてもMBRパーティションやレガシーBIOSの呪縛から解放される日は近いのかもしれない.
それにしても、Windows 8の新しいMetro GUI は訳の分からない中途半端な作りになっている.タブレットやスマートフォンのGUIとしては良いかもしれないが、デスクトップPCのGUIとしては誰からも見向きもされないだろう.これまでのWindowsの世界しか知らない一般の人達にとっては、デスクトップPCのGUIがMetroベースになることは耐えられないだろう.
それにしてもGUIデザインのセンスの無さは相変わらず超一流だ.せめて配色のセンスだけでも真っ当になって貰いたい.
これまでと同じように振る舞うデスクトップベースのGUIも選択可能ではあるが、最も大切なユーザインタフェースが2系統もあることに馴染める人は居ないだろう.大部分のWindowsユーザにとって新しいMetro GUIと従来のデスクトップベースのGUIを器用に切り替えて使いこなせるとは私には到底思えない.特にWindowsの主要ユーザである企業ユーザがわざわざ高いコストを掛けて組織の人員に新しいMetro GUIへの再訓練を施すだろうか.企業ユーザがこれまでのWindows Desktop環境からMetro GUI環境へ移行することなどあり得ないだろう.
MicrosoftはWindows 7 の延長サポート期限を2020年1月まで後に延ばしたということは、当のMicrosoft自信も企業ユーザがWindows 8 へ移行することは無いと考えて居るのだろう.
Windows 8 があまりにも使い物にならないので、速攻で元のWindows XP に戻してしまった.ようやく世の中がWindows 7 へと移行しつつあるときに、海の物とも山の物ともハッキリしない得体の知れない Windows 8 を発表したのはかえって逆効果だったのではないだろうか.Microsoftは Windows Me, Vista と致命的な大失敗を繰り返してきたが、懲りずにWindows 8 でも同じ過ちを繰り返している.
ビジネス系PCの世界では事実上 Windows XP で進化の時計は止まってしまっており、殆どの人は Windows XP の機能で事足りているのではないだろうか.いくらMicrosoftやPCメーカーが笛を吹いたところで、もう誰も踊らされたりはしないだろう.
MSやPC業界にとってWindows 8 を起死回生の最後の切り札にしたいようだが、どうみても断末魔の最後の悪あがきとしか思えない.自分で墓穴を掘ったと言ったほうが良いかもしれない.
Windows 8 がPCの世界から見放されるのは覚悟の上として、とりあえずタブレットやモバイルの世界で何とか生き残ることができれば、あわよくば次のWindows 9 では何とか新しいMetro GUIの世界へユーザが付いてきてくれると目論んでいるのかもしれない.Windows 8 の Metro GUI はMicrosoftにとってノアの方舟なのかもしれない.
MicrosoftとハードウェアメーカーがiPadより安い価格でOffice製品も含めたWindowsエコシステムを提供できれば、Windows 8 がタブレットの世界で生き残る可能性はあるかもしれない.
♪♪♪ Confusion will be my epitaph. ♪♪♪
32bit版のWindows8のインストーラーではHDのパーティションは従来と同じ疑似MBR形式とみなされる
とりあえずWindows 8 のインストールと起動は従来と同じ方法で問題なく行えた
グラフィクス関係はデバイス(RADEON X1600) を認識できず最低の環境でしか動かない
このスコアでは全く使い物にならない
【追記】Windows 7 → Windows 8 へアップグレードインストールしてみた
iMac (2006Early) にWindows 8 CP を新規インストールするとiMacのデバイスを殆ど認識できないので、最低限のデバイス機能しか使うことができない.iMac (2006Early)に関してはAppleから提供されるWindows関係のドライバも全く更新されておらず、Windows XP かWindows Vista 用のドライバしか存在しない.
Windows 8 CP では iMac (2006Early)のデバイスは古すぎて標準でサポートして貰えないようなので、一旦 Windows 7 上で各種ドライバ類をセットアップしてから、Windows 8 へアップグレードインストールすると何とかまともに使えるようになった.
Appleが提供しているデバイスドライバ(OS X インストールDVDに含まれているWindows用の各種ドライバ)を直接 Windows 8 へインストールしてみたところ、Vista用のドライバでも問題無く動作することが確認できた.
この方法を用いれば、ビデオドライバもきちんと Radeon X1600 をきちんと認識するので、何とか使えるレベルにはなりそうだ.
アップグレードインストールツールを実行しWindos 7 → Windows 8 へアップグレード開始
互換製チェックリポートを見ると各種デバイスは問題なさそうだ
Windows 8上でデバイスもきちんと認識されているようだ
Performance ツールの数値も何とか実用レベルの域には到達したかも
Metro GUI もレスポンスが向上した