今回、駄目もとでNECのIXルータで得られた情報を基に、MAP-Eのパラメータを手動で設定して試してみたら、何とあっさりMAP-Eが動いてしまったので拍子抜けしてしまった.
OpenWRT + Banana Pi R4の組み合わせでのMAP-E接続については、OpenWRTのmapモジュールの実装が不十分で正常に稼働しないということが判明しているので、一先ず設定がシンプルで簡単なv6プラスの固定IP接続サービスから実装してみることにする.
v6プラスのMAP-Eでは、Subnet IDの使い方に制約があり、IPv6でのネットワーク分割を行うにはかなりトリッキーな設定を行わなければならなかったが、固定IPサービスでも同じ制約に悩まされた.
JPIXのv6プラスではIPv6ネットワークの分割が難しく、ちょっとした試行錯誤が必要だったので、その辺の事由について簡単に紹介する.
今回JPIXの『v6プラス』サービスが使える かもめインターネット:v6プラスサービスを契約したので、先ずはMAP-EによるIPv4環境の使い勝手を探って見ることにした.
MAP-E方式の利用は初めてなので、先ずはMAP-Eの仕組みから理解することにする.
市販されている業務用の10G対応ルータは中古でもそれなりのお値段なので、本番用の10Gルータを購入する前に、とりあえず手持ちのBanana Pi R4にOpenWRTを載せ、v6プラス用IPoEルータを構築して、この組み合わせでどの程度実用的なルータを構築可能なのか試すことにした.