1
10
2012
iPhone用GPSナビに挑戦 #10
Yahoo Japan の “iOS Map SDK” が公開されています
“iOS Map SDK” を用いて現在地をYahoo Map上に表示してみる(画面はシミュレータ)
昨年末にYahoo Japanから”iOS Map SDK”がリリースされていました.Yahoo Japan が提供しているWeb Map Serviceを利用しているユーザは少数派ですが、日本国内のコンテンツ内容は結構充実していると思います.私は山岳地域の地図情報がGoogle Mapsに較べると充実しているのでGPSトラックの表示にYahoo Japan のWeb Map を結構利用しています.
今回リリースされた”iOS Map SDK”は、AppleがXcodeの開発環境に標準で組み込んである、Google Mapsのフレームワーク”MapView” のYahoo Japanバージョンと言ったところでしょうか.”MapView” のクラスやメソッドについては詳しく調べたことはありませんが、”iOS Map SDK”の方は後発だけあって、かなり機能が豊富なようです.
“iOS Map SDK” はYahoo Developer Network のYOLP(地図)ページ iOS Map SDKから入手可能です.尚、Yahoo のWebサービスを利用したWebアプリを開発する場合には、AppIDと呼ばれるアプリケーションの識別コードをYahoo Japan から取得する必要があります.
“iOS Map SDK” はGoogle Mapsのフレームワーク”MapView”とよく似ているので、”MapView”を使ったことがあれば簡単でしょう.上記のアプリは以前に”MapView”を用いて作成したアプリのコードの内、ほんの数行書き換えるだけで実装できました.
“iOS Map SDK”にはルート案内機能も含まれていて、現在位置情報をもとにカメラ画像を使ったルート案内機能(AR案内機能)もあるようです.”iOS Map SDK”を利用すると、結構面白そうな地図アプリケーションが作製できそうですね.