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04
2018
常時SSL化してみたけれど...
常時SSL化を試して見る
巷ではGoogle大先生にかまって欲しくてWebサイトを皆常時SSL化しているようだ.個人情報や決済情報などの機微な情報は兎も角として、このサイトのように単純な技術情報を公開しているだけのサイトでは暗号化する意味は殆どないと言って良いだろう.
むしろ暗号化の処理が増える分、サイトのスピードは大幅に犠牲になるので、ユーザビリティーは犠牲になる.つまり常時SSL化によるメリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きいと言えるだろう.
常時SSL化によって得をする人は、サーバやCPUなどのハードウェアを作っている人達か、はたまたクラウドサービス業者やレンタルサーバ業者だろうか.
エンタープライズ系の用途では、常時SSL化を行うにはF5やA10などのADCやロードバランサーを導入しないと厳しいかもしれない.AWSのELBとの組みあわせで自動スケーリングという手法もあるけど、いずれにしろコンピュータリソースのコストは大幅な上昇をすることは間違いなしだ.
今は ConoHa VPSで Mem: 2GB, 3 x vCPU だけど、もう少し上のクラスに変えないと厳しいかもしれない...
SSL化した場合のレスポンスを、簡単なベンチマークで比較してみた.
単純にSSL化するとパフォーマンスは 約1/7に落ちてしまっている.果たしてこのまま常時SSL化を続けるのか、それとも元に戻した方が良いのか...どうしたものか?