1/8からラスベガスで恒例のCESが開催されるが、デジタルオーディオ関連ではESS社とAKM社から新しいDACチップが公開されるというアナウンスがプレスリリースなどを通じて行われている.
旭化成のAK4493EQ DACチップを今年の前半に入手していたが、これまで時間が取れなくて実際に音出しをすることができなかった.仕事の方が一段落ついて、再び半田ごてを握る時間ができたので、AK4497EQの廉価版的な位置付けのAK4493EQを試して見る事にした.
今回はバイナリパッケージが最初から用意されている Debian Stretch(Version 9)を用いて”upmpdcli”を動作させてみることにする.
さて、これまで長々とミュージックサーバ環境とオーディオネットワーク環境の構築に時間を費やしてきたが、いよいよ今回の本題のUPnP/OpenHome対応オーディオネットワーク環境の構築に取り掛かることにしよう.
前回のNATルーティングに引き続き、NAPT(IPマスカレード)機能を使ったオーディオ専用ネットワークを構築してみることにする.
DHCPによるダイナミックなIPアドレスを使いつつ、オーディオ専用ネットワークとの間で相互通信する方法を検討してみることにしよう.
IPパケット転送処理が有効になったところで、先ずは実際に APU2C4 のネットワークオーディオ側のインタフェース “eth1″ にPCをつないで、家庭内LAN側(”eth0″ )と”eth1” 間で IPルーティングが行えるかどうか試して見ることにしよう.
今回は実際にAPU2C4をミュージック専用ネットワークルータ化する方法について具体的に解説していくことにする.
ここから暫くは、デジタルオーディオの世界を離れて単純なLinux系OSのネットワーク機能の話になってしまうが、Linuxネットワークの基礎を覚える良い機会だと思って辛抱して欲しい.
今回は、APU2C4をUPnP/OpenHome Music Server兼オーディオネットワークルータとして構成してみることにする.