先に公開された電子国土V4のテストサイトの背景地図データとGoogle Mapsの地図データを同じOpenLayersの地図キャンバス上で切り替えるサンプルを作ってみました.
国土地理院の電子国土V4システムが2013年から運用される予定ですが、7月後半からテスト用のサイトが公開されるようです.
WWDC2012のキーノートでiOS6の概要が発表されましたが、デベロッパ向けにiOS6beta (build ) がリリースされました.早速手持ちのテスト用のiPhone3GSにインストールして新しいMapの地図データの内容をチェックしてみました.
以前、OpenLayersを用いてGoogle Mapsや電子国土基本図(地図)データなどを表示する方法について簡単に紹介しましたが、OpenLayersのサンプルページを見ていたら、OpenLayersにZoomifyイメージを扱うクラスがあるのを見つけました.
“GPSMap” はGPSロガーのトラックデータ(GPX形式データ)をWEBマップ上にトレースするのが主な役割ですが、GPX形式データ以外にもKML(Google), YDF(Yahoo Japan), JSGIXML(電子国土)データを表示させることが可能です.
電子国土WEBマップシステムでは背景地図として電子国土基本図(地図情報)、旧1/25000地形図の他に、オルソ画像を選択することができるようになっています.オルソという用語は写真の専門用語なのであまり馴染みがないかもしれませんが、Google MapsやYahoo! Japan Map で言うところの衛星(航空)写真と同じものだと思えば良いでしょう.
このところ iPad用のiPhotoやWikipedia等のWEBサービス上で Open Street Map(OSM) が採用される動きが加速していますが、Yahoo! Japan のWEBマップサービス上でも、Open Street Mapをオプションでベースマップとして使えるようになりました.
GPSMap の機能を拡張し、トラック、ウェイポイント、写真マーカーの表示を個別にON/OFFするコントロールを設けてみました.Google MapsやYahoo Japan Map でも地図の中心位置および標高を表示する機能を追加しました.
3種類の解像度のタイリング画像で画像のスムーズな拡大縮小ができるようになったので、本番用の基盤地図情報の背景地図を用いて動作検証を行ってみた.
現行の電子国土システムの背景地図データを基に開発を続けることは殆ど意味が無くなってしまいましたが、折角ですので現行の電子国土システムの可変長タイルサイズ方式に対応可能な、タイリングされた画像データをスムーズに繋ぎ合わせるプログラムを作ってみました.