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08
2007
LeopardサーバのRADIUS #3 : IEEE802.1X認証方式
IEEE802.1X認証方式 : EAP-TLS, EAP-PEAP, EAP-TTLS
IEEE802.1Xの基本的な仕組みを押さえた上で、今度はサプリカントと認証サーバとの間で行われる認証方式について簡単に説明しておきます.IEEE802.1X認証方式として、EAP-TLS, EAP-PEAP, EAP-TTLS などがあり、これ以外にも EAP-MD5, EAP-LEAPなど様々な方式がある.EAP-MD5, EAP-LEAPはセキュリティー的な問題から現在では使われなくなって来ている.
・EAP-TLS
サプリカントと認証サーバが相互に認証局(CA)によって発行された証明書を
交換・検証し合うことで認証を行う方式
セキュリティー的にはこの方式が一番堅固であるが、クライアント側にも証明書を
インストールしなければならないので、管理・運用面で膨大な手間が掛かる.
・EAP-PEAP
サーバ側だけに証明書を持たせた方式で、SSL暗号方式で暗号化された通信路内で、
ユーザをユーザIDとパスワードで認証する方式.
ユーザ認証の方法としては、MSCHAPv2というチャレンジレスポンス方式が用いられる.
・EAP-TTLS
正式名称は EAP Tunneled TLS Authentication Protocolで、EAP-PEAPとほぼ同じ
仕組みである.
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