ライントランスなどという前時代の遺物のような物が果たして最新のハイレゾルーションオーディオの重要パーツとして有効な物かどうかは現時点では分からないが、DAC自作マニアはOPアンプ派とディスクリート派、それにトランス派の3つに分かれるようだ.
先日、DIYINHKからES9018S用のリファレンス基板(基板のみの頒布)がリニューアルされてES9028PRO/ES9038PROにも対応可能となった.まだ手元に未使用のES9038PROチップが余っているので、この基板を2枚程購入してみた.
日曜の夕方から少し時間が取れたので、先日届いたES9038PRO DACチップをDIYINHKの基板に載せて最初の音出しを行ってみた.あまり時間がないのでいい加減な半田付けしか行っていないが、思っていたよりもDACチップの半田付けが短い時間でできた.今回はとりあえず音さえ出ればOKということで、PCM768KHz/DSD512の再生が可能かどうかの確認がメインだ.
ESS社のES9038PRO用のDACボードキットが DIYINHK より発売されているので、どのような実装になっているのか確かめるために入手してみた.例によって例のごとく DIYINHK の基板なので詳しい説明は一切無い.自分で基板のパターンとシルク印刷された記号を確認しながらの作業になるので、初心者は手を出さない方が無難だ.
とりあえず、MPDやRoonで問題無く再生できるようになったので、次はBBB/BBG Botic環境の改善について紹介しようと思う.先ずは、このままではAudio装置としては全く使いものにならないので、最低限何時でも『電源ブチッ!!!』ができるような対策を施さなければならないだろう.
今回の記事は、BeagleBone Black/Greenの Botic V7 環境に、Roon Bridge 関連のソフトウェアを組み込んで、MPDだけではなく、Roonによる再生もできるようにしてしまおうという企画だ.
今回は、BeagleBone Black/Green と組み合わせて、Boticディストリビューション上で簡単に PCM(I2S) / DSD Native 再生を行うためのインタフェース回路を紹介する.今回の記事の対象者としては、電子工作の知識がそれなりにあり、回路や使用するパーツなどある程度自分でカスタマイズできる人達を想定している.従って、電子工作の初心者がこの記事を見ただけでは恐らく自作することはできないだろう.悪しからず...
Botic V7(最新版は 2016/12/10時点で rc3)へのアップデートが済んだところで、Botic固有の環境設定について説明しておく.詳しい設定の仕方は”http://bbb.ieero.com” に記載されているので、ここではその内容を要約しておくことにする.
前回の記事『BeagleBone + Botic で簡単DSD Native 再生(その1)』の続きで、先ずは Botic Distribution を V4 系列から最新のV7系にアップデートしておくことにする.
1週間以上前に注文していた DIYINHK のAK4497EQ DAC 基板がようやく届いた.
今回のDIYINHKのAK4497EQ基板には肝心のDACチップは搭載されていないので、自分でAK4497EQを調達して半田付けしなければならない.AK4497EQは最近まで市場に殆ど出回っておらず、一部の特別なユーザ向けにサンプル出荷されていたに過ぎなかったが、11月下旬になってようやく市場に出回るようになったようだ.